皆さん、おはこんばんちは。縦揺れが苦手なゾエ(@zoe)です。
早いもので、平成28年熊本地震が起きてから1ヶ月以上が経過しました。しかし熊本・九州では未だに余震が続いています。今回は地震災害時におけるアクアリウムの危険を考えてみました。
地震発生時・直後にはこんな危険があるかも!?
平時であれば当たり前に分かっていることでも、災害時にはパニックになり慌ててしまい、危険な行動をとってしまうかもしれません。こういう危険があるよね〜と再確認し頭の片隅にでも置いておけば、いざというとき冷静に対応できるかもしれません。
水槽や水槽台が倒れてくる・ぶつかる
これは容易に考えつく危険ですね。大きな地震が起きた場合、家具はもちろん、水槽や水槽台も倒れてくるかもしれません。
(というか倒れました…orz)
在宅時に地震がきたら、おそらく多くのアクアリストは水槽が倒れないように抑えようとするでしょう。しかし、水槽が足の上に落ちてきたり、吊り下げ式の照明が顔にぶつかったりする危険性もあるので水槽に駆け寄る際には注意が必要ですね。
また実際は震度6以上の強い揺れの場合、まともに立っていられずその場から動けないこともあるでしょう。
割れた水槽などでケガをする
水槽が倒壊した場合はもちろん、水槽に何かが落ちてきたり、ぶつかって割れてしまうことも。水槽だけに限らず、リリィパイプなどのガラス製品も割れてしまう可能性があります。当然、食器や花瓶など何やかんや割れます。
割れたガラスはとても鋭く、うっかり素手で触ってしまうと非常に危険です。足で踏んでしまい、足の裏を切ってしまう危険性もありますね。
破損した部分を応急処置したり、割れたガラスを片付ける際は、必ず軍手など手袋をしてから、また床にガラスが散らばっているようなときは底の厚いスリッパや靴を履いてから行いましょう。
コンセントや機器が水に濡れて感電する
地震で大きく揺れた場合、かなりの量の水が溢れます。水槽近くのコンセントが濡れてしまった場合、ショートや感電の危険性があります。もし地震が起きたのが明るい時間帯であれば水槽に近づく前にブレーカーを落とした方が良いかもしれません。※通電火災を防ぐため、避難時など家を離れる際もブレーカーは落としましょう。
また水槽に乗せていた照明器具が水槽内に落ちてしまうこともあるでしょう。慌てて取り出そうと手を突っ込んで感電してしまった!なんて話も実際にあるようです。
高圧ボンベからガスが漏れる
水草水槽の場合、高圧ボンベによるCO2の添加をしている人も多いでしょう。ボンベが倒れるなどし、バルブやレギュレーターが破損したり、ゆるんでしまいボンベからガス(CO2)が漏れるかもしれません。
小型ボンベでもかなり勢い良くガスが吹き出すことがあり、肌にかかって凍傷になる危険性もあります。まして大型ボンベ(ミドボン)から大量に漏れ(噴き)だした!なんてことになったらゾッとしますね。酸欠の危険性も出てきます。
念のため窓を開けるなどして室内にガスがこもらないようにしてから点検しましょう。
水槽用ヒーターが水中から露出して発熱・火災の恐れがある
阪神淡路大震災や東日本大震災のときも実際に起きた事故ですね。
水槽が割れる、揺れで水がこぼれるなどして水槽用のヒーターが水中から空気中に露出してしまった場合、空焚き状態になり火災の危険性があります。
現在販売されている水槽用ヒーターの多くは「空焚き防止機能」が付いているので、多少の安全性はありますが、この機能が付いていても水中からヒーターが露出してすぐに電源がOFFになるというわけではありません。メーカーや機種によって異なりますが3〜5分は温度上昇を続け、400℃前後まで熱くなるものが多いようです。触れてしまうと火傷する危険性がありますね。
あとがき
いかがでしょうか。おどかすつもりはありませんが、こういった危険は起こり得ると思います。日頃からどんな危険性があるのか考えたり、そもそもこういった危険が起きないように地震対策を実施しましょう。
ちょっと恐い内容の記事になりましたが、実は今日、結婚記念日(2年目)です(笑)今日くらいはゆっくり平穏な日だといいな〜と思っていたのですが、相変わらず余震がくるのでちょっと残念 XP