こんにちはー。エーハイムの緑のホースが好きじゃないけど、緑のボディは好きなゾエ(@zoe)です。
今回は、外部フィルターの水流が強すぎるときに、水流を弱める方法について紹介します。きっかけは、60cm水槽で使っていたエーハイム2215を30cmキューブ水槽で使ったところ、水流が強すぎて「洗濯機状態」になってしまったこと。
先に結論から言うと、僕が試したインペラーをカットする方法は水流自体は弱くなったものの、音・振動が増えてしまいました。そのため、まずはシャワーパイプの向きや出水方法を工夫するなど、フィルター本体を加工しない方法から試すのがおすすめです。
この記事では、実際にエーハイム2215の水流を弱めてみた結果と、外部フィルターの水流を抑える方法をまとめます。
外部フィルターの水流を弱める方法
外部フィルターの水流が強すぎる場合、いきなりフィルター本体を加工するのではなく、まずは出水側を工夫して水流を分散させる方法から試すのがおすすめです。
- シャワーパイプを使い、出水方向を上向き・壁向きにする
- 出水口から出る水をガラス面などに当てて勢いを分散させる
- シャワーパイプの穴を増やして水流を分散させる
- 出水側にスポンジなどを取り付ける
- サブフィルターを接続して流量を抑える
僕自身、この記事では2215のインペラーを加工する方法も試しています。ただし結果として異音・振動が増えたので、インペラー加工は積極的にはおすすめしません。まずは出水側の調整など、元に戻しやすい方法から試すのが無難です。
濾過フィルターに使っていたVUPPA-Iが故障
VUPPA-Iは油膜を取り除くための水面クリーナーですが、小型水槽であればろ過フィルターとしても使えなくはないので30cm水槽で使用していました。
定期的な換水、水草・多め、生体・少なめという環境なら意外とOKだったんですよ。
でも先日VUPPA-Iの掃除をしていたときに誤ってモーターのコードを引きちぎってしまい、故障してしまいました。
替えのモーターは1,000円くらいで購入できるのですが、これを機会に以前60cm水槽で使っていたエーハイムの外部式フィルター2215を使うことにしました。
30cm水槽ではエーハイム2215の水流が強すぎた
しかしこれには問題があり、2215は60cm〜90cm水槽向けのフィルターなので、30cm水槽で使うと水流が強すぎて洗濯機状態になってしまいます。
水流が強すぎるとレイアウトが崩れたり、魚も超全力で泳がなくてはならないので大迷惑。パワーが強ければ良いってもんじゃないんですね。
エーハイム2215の水流を弱めるためインペラー加工を試す
そこで、以前ネットで見かけた情報で「インペラーの羽を改造して水流を弱くする」みたいな話を思い出し、トライしてみることに。
「3枚付いているインペラーの羽を2枚に減らす」または「インペラーをカットして短くする」などの方法があるようです。今回は後者の方法を試します。
インペラーとは遠心力ポンプや発電機などに使用される「羽根車」のこと。ポンプ内部(ケーシング)の液体を羽根車で回転させることで、遠心力を与え、液体を動かす。
引用元:IWAKI:ポンプなるほど・用語編 第9回【インペラ】
理由は忘れましたが以前、予備のインペラーを購入したことがあるんです。もし失敗してももう一個新品のインペラーがあるから大丈夫ってわけ。
とはいえ、インペラーってパーツ単独で買うと結構高くて3,000円くらいするんですよ。
お約束なので一応言っておきますが、インペラーの加工は部品の破損や異音・振動につながる可能性があります。実際、僕の環境でも後述するように音・振動が増えました。この記事では実験記録として紹介しますが、加工を推奨するものではありません。
インペラーを取り出す
それではさっそく作業にかかります。まずはインペラーをフィルターから取り出しましょう。エーハイムのフィルターを使っている人なら、清掃・メンテナンスの際に何度も取り出したことがあると思います。
切れ味の鋭いニッパーなどを使えば簡単に作業できそうですが、僕は持っていないので普通にカッターで切ることに。
爪切りで切れ目を付ける
まずは爪切りなどを使ってインペラーの半分の位置に切れ目を付けます。
羽を曲げて折り目を付ける
切れ目を入れた部分を何度か折り曲げて、折り目を付けます。ぐにぐに。
折り目に沿ってカッターで切る
折り目に沿ってカッターで切りましょう。サクリ。
インペラーカット前・カット後
左がカットしていない新品のインペラー。右が今回カットしたインペラー。羽の長さが約半分になりました。
ペーパーサンドで調整・バリ取り
3枚の羽の長さがバラバラだと、回転させたときに軸がブレて振動が大きくなってしまいます。最悪の場合シャフト(回転軸)が折れてしまうのでご注意を。
同じ長さになるように、400番〜のペーパーサンドで調整とバリ取りをしましょう。
あとはインペラーを元通りにセットし直して完了!
動画で見るエーハイム2215の水流の変化
インペラーをカットした後の2215稼働の様子を動画に撮ってみました。比較動画ではないのでイマイチよく分からない動画になってしまいましたが、なんとなくこんな感じということでご参考まで。
30cmキューブ水槽、出水側はリリィパイプP-2、給水側はリリィパイプ・ミニV-1です。
エーハイム2215の水流を弱めた結果
水流の強さが弱くなった
まず成功した点。
まだそこそこ強いですが、水流がかなり抑えられ弱くなりました。一応、今回の計画の目的は果たされました!「ジャーーッッ!」が「ジョロロロ〜」になった感じですね。
…え?よく分かんないって?(笑)
この動画を撮ったときはレッドファントムテトラが右に寄ってしまいスゲー流されてる感がありますが、実際は水槽内を自由に泳ぎ回っているので、そこまで負担にはなっていないかと思います。多分。
音・振動が増した
次に失敗した点。
かなり調整したつもりでしたが、まだインペラーがブレているのか音・振動が増してうるさくなりました;
いや、多分こうなるだろうとは予想してましたけどね。試しに新品のインペラーに付け替えるとほぼ無音になるので、シャフトや他のパーツには問題なさそうです。
その後も調整を何度か繰り返したところ、音が少しマシになりました。ですが昼間は気にならないものの、夜間は気になるレベル。こりゃ失敗かな。そもそもインペラーを短くしたらアカンかったかな(無知)
インペラーを加工せずに水流を弱める方法
ここまでインペラーを加工した体験を紹介しましたが、外部式フィルターの水流を弱める方法は他にもあります。むしろ、まずはこちらから試すのがおすすめです。僕が試した・検討した方法をまとめます。
ろ材を詰め気味にする
おすすめ度:★☆☆☆☆
フィルター内のろ材を少し詰め気味にしたり、目の細かいろ材を使用することで水流が弱くなります。ただし目詰まりしてフィルターの不調・ろ過能力低下の原因になってしまうので、おすすめしません。
タップを締め気味にする
おすすめ度:★★☆☆☆
ホースに接続しているタップを少し締め気味にして水流を調整します。フィルターの加工を行わず手軽にできる方法ですが「モーターに負担が掛かり故障の原因になる」という意見も。
サブフィルターを接続する
おすすめ度:★★★☆☆
サブフィルターとは、その名の通りメインの外部式ろ過フィルターに接続して使用するサブのフィルターです。極端に変わることはありませんが、流量がやや落ちます。
ろ材を増やすことができるため、ろ過能力アップが見込めますし、掃除・メンテナンスのインターバルも延びます。(※サブフィルター単体では使用できません)
シャワーパイプなど出水側を工夫する【おすすめ】
おすすめ度:★★★★☆
出水側のパイプをシャワーパイプにして、やや上向き・壁向きにする。キリなどを使って穴を増やす。ADAのリリィパイプ・スピンやメタルジェットパイプP(出水用)を使用する。スポンジを取り付ける。
などの工夫で、かなり水流が抑えられます。
※おすすめ度は、あくまでも個人的な感想です。
逆に「以前より流量が弱くなった」「急に水が出なくなった」という場合は、水流を弱める対策ではなく、目詰まりやホース・インペラーなどの点検が必要かもしれません。流量低下のチェックポイントはこちらの記事にまとめています。

水槽の水流が強すぎるときは、まず出水側から調整しよう
今回、30cmキューブ水槽でエーハイム2215を使い、インペラーを短くすることで水流そのものは弱くできました。しかし、代わりに音・振動が増えてしまったため、結果としては手放しで成功とは言えませんでした。
水槽の水流を弱めたい場合は、まずシャワーパイプの向きを変える、壁面に水流を当てる、出水を分散させるなど、フィルター本体を加工しない方法から試すのがおすすめです。
特に小型水槽では、フィルターの能力が高ければ高いほど良いとは限りません。水槽サイズや魚・水草に合った水流になるよう調整してみてください。
あとがき
水を汚しやすい魚・強い水流を好む魚、弱い水流・止水域を好む魚、大きい水槽・小さい水槽。と飼育環境は様々。やはり飼育環境にあった器材を使用するのが一番ですね(当たり前w)。
