こんにちはー。水草の下準備が苦手なゾエ(@zoe)です。今回はADAからリリースされている組織培養の水草「BIOみずくさの森」のご紹介です。
BIOみずくさの森とは?
組織培養された水草
「BIOみずくさの森」は専用カップに入れられ特殊な寒天培地で水草を培養しているのが一番の特徴です。以前はウールに包まれたポット入りの水草が主流でしたが、近年ではこういった組織培養された水草が人気ですね。
組織培養(そしきばいよう、英: tissue culture)は、生物学関係において動物や植物といった組織分化の著しい多細胞生物の組織(片)を維持・培養することである。
引用元:組織培養-Wikipedia
下草から有茎草まで、豊富なラインナップ
ニューラージパールグラスやグロッソスティグマなど人気の下草から、中景やワンポイントに最適なクリプトコリネ。ロタラ、ルドウィジアなど後景に使える有茎草まで揃っています。BIOみずくさの森だけでもレイアウトが作れそうですね。
初心者向けの水草も多いので、これからアクアリウム入門を考えている人にもおすすめです。
無菌状態で育ててあり、コケや害虫の混入が無い
BIOみずくさの森は無菌状態で育ててあり、コケはもちろん、貝やゲジなど害虫の混入がありません。無農薬でデリケートなエビ水槽などでも安心◎
水中での展開・発根が早い
BIOみずくさの森は水上葉の状態で販売されていますが、水槽内に植えるとその水槽の環境に適応した水中葉をスムーズに展開します。
ポット入り水草に比べて植えやすい
ポット入りの水草は根がウールにしっかり絡まっていることも多く、植える前にウールを取り除くのが面倒です。組織培養の水草は、どんなに根がしっかり伸びていても培地が寒天なので水でサッと洗い流せます。ようするに水草を植える前の下準備がラクってことですね!
個人的にはこの特徴が一番ビビッときました。
BIOみずくさの森の使い方(植え方)
寒天の培地を取り除く
既述した通り寒天の培地に植えてあるので、まずはこの寒天の部分を取り除きましょう。
バケツに水を張ってほぐしたり、水道の流水で洗い流します。また、寒天が多少残っていても問題ありません。神経質になって根を傷つけないようにしましょう。ポット入り水草と比べると簡単に取り除けるので、かなりストレスフリー!
植えやすいように小分けにする
植えやすいように少量ずつに分けます。面倒くさいと思うかもしれませんが、最初にこの作業を行っておくと植える時にスムーズです。100円ショップなどでステンレス製のトレーを買っておくと便利です。
ピンセットで底床へ植える
水草用のピンセットを使って底床(読み方:ていしょう)へ植えます。安いものでも良いので「水草用」のピンセットを使うと植えやすいです。手では密に植えたり、狭いところに植えるのが困難です。
水草を植える底床は、砂利や砂などよりも「アクアソイル」がおすすめです。アクアソイルは土を粒状に焼き固めたもので、水草の育成に必要な栄養素を含むものや、水をきれいにする作用があるものなど様々な商品が販売されています。
BIOみずくさの森の価格は?
気になるお値段ですが、ADAの公式サイトでは“オープン価格”となっています。実売価格は水草の種類にもよりますが1個800円〜1,000円前後で販売されているようです。
注意点として、ADAの製品は通販が禁止されているためネット通販で購入できません。全国にADAの販売特約店があるので、そちらで購入しましょう。
ADAの販売特約店を探す
アクアリウム初心者には佗び草もおすすめ!
佗び草は置くだけ、簡単レイアウト
ピンセットで水草を植えるのは面倒くさい、難しそう。とりあえず気軽に簡単にはじめてみたい。という方には、同じくADAからリリースされている「佗び草」(読み方:わびくさ)がおすすめです。
佗び草(侘び草)は水草の成長に必要な栄養素を豊富に含むベースに、高い密度で水草が植えられています。一本一本、自分で水草を植える必要がなく、水槽や水を張った容器にポンっと置くだけでOKです。
こちらもBIOみずくさの森と同じく水上葉の状態で販売されており、水中に入れておくと数日で水中葉を展開し始めます。国産・無農薬なので安心してレイアウトに使えます。ラインナップも下草〜有茎草まで豊富です。
小型水槽であれば、1〜2個で十分華やかな水景を作ることが可能です。
佗び草でも本格的な水草レイアウトが可能
佗び草はアクアリウム初心者におすすめですが、本格的な水草レイアウトも可能です。写真の水景は、佗び草とその他の水草を組み合わせて制作しました。
あとがき
BIO水草の森をはじめ、様々な組織培養の水草がリリースされていますね。アクアリウムに興味をもった人が、気軽にはじめられるような商品が開発されるのは良いことだと思います :)