小型水槽にはDo!aquaの小型ボンベを使って水草にCO2を添加していました。1滴/1秒くらいの添加量だったのでそれなりの期間もちましたが、気がつくと6本セットのボンベを全て使い切っていました。
1つのミドボンから2つの水草水槽へCO2を添加したい
60cm水槽は5kgのミドボン(大型ボンベ)でCO2を添加しているので、まだまだ残量は余裕。今回は、この1つのミドボンから30cm水槽と60cm水槽の2つの水草水槽へCO2を添加します。
そのためにはCO2の添加を途中で分岐させる必要がありますね。
CO2を分岐させるために必要なもの
ではCO2の添加を途中で分岐させるにはどうすれば良いでしょうか?
レギュレーター、耐圧チューブ、逆流防止弁、CO2拡散器など一般的なCO2添加に必要なもの以外に、次のパーツが必要です。
Y字またはT字の分岐パーツ
ADAのYブランチCO2を途中で分岐させたいので、当然分岐させるためのパーツが必要です。2つに分けるためにはY字またはT字の分岐パーツを用意しましょう。
スピードコントローラー
CO2の添加量を調整するためのスピードコントローラー(通称:スピコン)も必要です。調整ネジの開け具合で添加量を調整します。後述しますが、スピードコントローラーには種類があるのでご注意を。
CO2分岐は調整が難しい??
早速Yブランチとスピコンを設置してCO2の添加量を調整し始めたのですが、ここで問題が発生。
片方の水槽にしかCO2を添加できない
レギュレーターのON/OFFコックを開いてCO2の添加を始めたのですが、なぜか片方の拡散器からしかCO2が出てきませんでした。ホワーイ???
スピコンの調整がピーキー過ぎる
スピコンの調整ネジを開いて添加量を増やすとゴバァァァァァーーーーーッッ!!!!と勢い良く大量のCO2が出てきました。
添加量を減らそうとほんの少し調整ネジを締めると、今度は全く添加されない…。
ほんの少し開くとゴバァァァァァーーーーーッッ!!!!
ほんの少し締めると添加されない…。
ゴバァァァァァーーーーーッッ!!!!
シーン…。
ゴバァァァァァーーーーーッッ!!!!
シーン…。
ゴバァァァァァーーーーーッッ!!!!
シーン…。
あれっ!?スピコンの調整って、こんなに難しいのかな??いやいや、これは接続方法とかパーツとか何かが間違っているのかも…??
CO2分岐で失敗しないポイント
ということでGoogle先生に聞いてみたら、やっぱり間違ってました(笑)
今回僕が失敗したポイントは次のとおり。逆に考えると、ここを押さえておけば失敗せずに済むのではないでしょうか。
低速制御型のスピードコントローラーを使う
スピコンには種類があって、標準型のスピコンの他に低速制御型のスピコンがあるようです。
標準型のスピコンは微調整が難しく、アクアリウムでの使用には不向き。一方、低速制御型のスピコンは制御量が大幅に少なく、微調整が容易とのこと。
また、ネジの回転の割合に対して均一に流量が変動するため、添加量をイメージし易いという利点もあるようですね。
スピコンは分岐する数だけ設置する
実はスピコン代をケチって1つだけしか購入していなかったのですが、スピコンは分岐する数だけ設置したほうが良いようです。今回は2つの水槽にCO2を分岐したいのでスピコンが2つ必要です。
レギュレーターの調整ネジは全開(または多め)にしておいて、分岐パーツの先に接続したスピコンで、それぞれCO2の量を調整するのが正解。
図で見るCO2分岐方法
図で表すとこんな感じですね。タイマーで自動制御する場合は、分岐パーツよりも前(CO2ボンベ側)に電磁弁を接続します。
あとがき
ということで無事、ミドボンから30cm水槽・60cm水槽へのCO2添加が可能となりました。
小型ボンベも手軽で良いのですが、やはりミドボンの方がコスパが良いので、複数の水草水槽を所持している方はミドボンを導入し、分岐させて添加する方法をおすすめします :)