サイアミーズ・フライングフォックスは黒髭コケ対策に有効!

2015/12/02  2015/12/02  初心者向け 熱帯魚・エビ・貝  閲覧所要時間: 約6

こんにちはー、黒髭コケが嫌いなゾエ(@zoe)です。今回はサイアミーズ・フライングフォックスについてのお話です。このブログでも何度か取り上げたことがありますが、もう少し詳しく書いてみようと思います。


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サイアミーズ・フライングフォックスとは?

サイアミーズ・フライングフォックス

まずは基本情報から。サイアミーズ・フライングフォックスは、タイ、マレーシア、インドネシア地域に生息するのコイ科の熱帯魚です。
アクアリウムにおいては、水草や石・流木など水槽内の苔を食べるので「水槽の掃除屋さん」の愛称で呼ばれ、水槽内のメンテナンスフィッシュとして飼育されることが多いです。
シルバーの体にブラックのラインが入る、かなりシンプルな見た目のため、観賞用として飼育されることは少ないようですね。

基本情報

流通名サイアミーズ・フライングフォックス
学名Crossocheilus oblongus
分類コイ目/コイ科/クロッソケイルス属
分布タイ/マレーシア/インドネシア
最大体長10〜12cm
寿命約10年
水質22〜26℃/弱酸性〜中性/軟水
参考価格@150円〜300円

名前の意味・由来について

サイアミーズ・フライングフォックス名前の意味

名前の”フライングフォックス”という部分から”空飛ぶ狐”をイメージした方も少なくないでしょう。ブログや掲示板などでも”飛狐”の表記で表現されることもあります。
この名前について気になったので調べてみたところ、どうやら狐とは関係が無いようです。

フライングフォックス(Flying Fox)はキツネの頭に似た頭を持つ大きなコウモリのことで、サイアミーズ(Siamese)は生息地であるタイの旧国名シャム(siam)のことのようです。
ジャパニーズ(Japanese:日本の〜)みたいな感じですかね。ちなみに猫の品種、シャム猫もタイ原産ですね。
ようするに「サイアミーズ・フライングフォックス」は「タイのオオコウモリ」っていう意味になる…のかな?体色のブラックラインがコウモリっぽく見えたのでしょうか。
(※素人がネットで調べた程度の情報なので正しい情報でない可能性があることをご了承ください。)


黒髭コケ対策になるって本当?

流木に生えた黒髭コケ

さて、サイアミーズ・フライングフォックスの一番の特長は黒髭コケを食べることですね。
水槽内には様々なコケが生えますが、その中でも黒髭コケは特にやっかいな苔。環境の整った水槽環境であっても発生することがあるうえ、水草はもちろん石や流木などにしっかり張り付いているため除去するのが困難です。
そんな黒髭コケを食べる唯一の魚と言えるのがサイアミーズ・フライングフォックスなのです!もちろん黒髭コケ以外の苔も食べます。こいつぁ心強い!
実際にうちでも飼っており、黒髭コケが減ったのを確認しています。


飼育するうえで注意したいポイント

黒髭コケを食べるという点だけみるとアクアリストの強力な味方なのですが、飼育するうえで注意したいポイントがあります。場合によってはデメリットにもなり得るので、飼う(買う)前にしっかりと理解しておきましょう。

黒髭コケが主食(餌)というわけではない

黒髭コケを食べるサイアミーズフライングフォックス

サイアミーズ・フライングフォックスは、黒髭コケ“も”食べるという程度に考えておきましょう。黒髭コケ以外のコケも食べますし、飼育するうちに人工飼料も食べるようになります。人工飼料に慣れるとコケをあまり食べなくなることもあるので注意。
あくまでも「黒髭コケの予防」ですね。


ウィローモスが食べられてしまうことがある

フライングフォックスに食べられたモス

苔を食べるということは、当然ウィローモスも食べます。うちで飼っていた個体は新芽や葉の部分が大好物のようで、茎だけ残されてスカスカになったウィローモスをよく見ました;
モスをメインにしたレイアウトの場合は気をつけたほうが良いかもしれません。


水槽から飛び出すことがある

サイアミーズ・フライングフォックスは遊泳力・ジャンプ力がかなり強く、水槽から飛び出すことがあります。可能な限り水槽には蓋をした方が無難です。
レイアウトをリセットするため一時的にバケツに移していた際に、10cm以上の高さを飛び越してしまったこともあります。


成魚になると10cm以上に成長する

ショップでは3〜4cm程度の小さい若魚が販売されていることが多いです。この程度のサイズであれば問題なく飼えますが、成長すると10cm以上の大きさまで成長するので小型水槽では飼育が難しくなります。できれば60cm以上の水槽が望ましいですね。60cm水槽なら1〜2匹程度がよさそうです。
初めはペンシルフィッシュのように小さくかわいいサイアミーズ・フライングフォックスも、やがて丸太のように太く大きく育ち、貫禄がハンパない感じになります(笑)

小型水槽などでサイズが気になる場合は、最大体長が4cm程度の「オトシンクルス」をメンテナンスフィッシュとしておすすめします。ただしオトシンクルスは黒髭苔を食べません。また、やや高価になりますが「オトシンクルス・ネグロ」は比較的コケとり能力が高く、丈夫なので更におすすめです。


よく似たフライングフォックスという別種の魚がいる

フライングフォックスとの違い

名前に”サイアミーズ”と付かない「フライングフォックス」という魚がいます。見た目も名前も非常によく似ているため間違って購入してしまうこともあるかもしれません。フライングフォックスは、サイアミーズ・フライングフォックスと比較すると、苔取り能力がやや劣る、さらに大きく成長する、気性がやや荒いなど、デメリットの部分を強化しちゃった残念な感じ;

サイアミーズと見分けるポイントは、フライングフォックスは各ヒレに赤や黄色の色が入っていたり、体の黒いラインの上に金色のラインが入っているなど、少しカラフルな見た目です。サイアミーズは体色が黄色味を帯びることはありますが、ほぼ白黒のツートンカラーです。
また、サイアミーズはブラックのラインが尾の中まで伸びています。
その他にも「アルジイーター」や「ガラ.sp」という魚もわりと似ているので間違わないように注意しましょう。


サイアミーズ・フライングフォックスの混泳について

フライングフォックス穴掘り

基本的には他の魚との混泳が可能です。ただし成長して大きくなると気が荒くなる場合も少なくないので、グラミーなどおとなしい魚との混泳は避けたほうが良いです。同種間では小競り合いをすることがあります。水草が繁茂して隠れ家がたくさんある環境が望ましいですね。

エビの場合、ヤマトヌマエビくらい(4〜5cm)のサイズであれば殆ど問題ありませんが、ビーシュリンプや稚エビなど1cm前後・未満のエビは食べられてしまう可能性があるのでご注意を。苔を食べると言っても草食というわけではなく、雑食で何でも食べます。


コケ対策にはオトシンクルスとどちらが有効?

オトシンクルスのどアップ

サイアミーズ・フライングフォックスとオトシンクルス、どちらがコケ対策に有効でしょうか?
あくまでも主観ですが「それぞれ一長一短あり、一概にどちらが有効とは言えない」と思います。
オトシンクルスは茶苔などの柔らかい苔をよく食べますし、サイアミーズ・フライングフォックスはオトシンクルスが殆ど食べない黒髭コケなどの硬い苔も食べます。食べる量はサイアミーズ・フライングフォックスの方がたくさん食べるようですが、成長するにつれて苔をあまり食べなくなることが多いので、コンスタントに食べてくれるオトシンクルスの方が長期的にはたくさん食べるということになりそうです。
えーと…..どちらもコケ対策に有効ですが、過信はダメよ〜ってことですね(笑)


あとがき

zoeいかがでしたでしょうか。最大体長が大きくなることや気性がやや荒くなるなど注意点はありますが、黒髭コケ対策には心強い魚です。気になる方はぜひ飼育してみてください :)


zoe
  • けいた

    サイアミかわいいですよね。じゃじゃ馬というカンジですね。
    うちも最近苔に悩まされているのでこの子の世話になりたいのですが、
    大きくなってしまうと現状の水槽では買うことができなくなってしまうので見送ってますねえ。
    フライングというだけにガラス蓋は必須ですね・・・

    • grassdesign

      けいたさん、こんにちはー。
      3〜4cmくらいだと結構かわいいですよね。安易に飼うと困ることもある魚なので要検討ですね。フライング(ダイビング)は勘弁してほしいものです XP

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